反転白バドネクロ【S29 最終694位(R1829)】
TNりたです!(@lita_shakapoke)
S29お疲れ様でした。
今回の構築は完成度が高くないですが、
前期に引き続き3桁入りを達成できましたので、
構築記事を投稿します!
今期は、白バドレックス×日食ネクロズマ軸の構築で戦いました。
なお、S29は「禁止伝説2体、ダイマックスあり」ルールの3シーズン目でした。
使用構築
トレーナーカード
環境考察
伝説2体環境の3シーズン目ということで、まだあと4シーズンあるからか、全体的に中だるみの雰囲気を感じた。(環境考察とは?)
レート人口の減少ということもあるが、体感で、「メジャーな禁伝の組み合わせではなく、独自の組み合わせを模索する」プレイヤーが増えた印象がある。
・・が体感減った。
その分特定の並びが増えたという印象はないが、
・・絡みが増え、・絡みが減った。
前期S28は、メジャーな並び:その他が「6:4」と書いたが、今期は「5:5」くらいの比率だった。
おそらく来期もこの傾向は続くと感じている。
なので、特定の並びにメタを貼るよりも、満遍なく勝てる並びを模索することが、結果に結びつくのではないかと思う。
禁伝2体環境においては、想定外の高火力・崩し技や、電磁波などの状態異常が普段の環境よりも多く、サイクル戦で勝つと言うよりも、積みやギミックで「分かっていても止められない」状態(=上から高火力を押し付ける)を作る方が、相手に依存せず、「満遍なく勝てる」に近づきやすいと思っている。
ポイントは、やや襷カウンターなどで止まらないことである。
一度積んでしまえば、ほとんどの禁伝で止まらない火力と速さがあり、特性とダブルウイングで、上記を満たしているの躍進がこの証左だと思う。
構築経緯
「今期は白バド使う!」という謎の決意から、今期は白バドを軸に使うことを決めた。(進次郎構文)
今期はゼルネクロを卒業して、白バドで挑みます!
— りた (@lita_shakapoke) 2022年4月2日
3桁入りまで2シーズンかかりそう…。
上述した環境考察は、今期終わってみての後付けであるが、
を使う上では、「どうやって上から制圧できる状況を作るか」が、構築を考える上での出発点となる。
① 麻痺や相手のデバフ・白バドの高速移動で上を取りに行く
基本的にはこの2つである。
【追記】
何人かの他の白バド使いの方の構築記事で、白バドは伝説枠には弱いが、一般枠に強いという記載が散見されたが、伝説枠には、氷の一貫性が高く、A+1白バドだと両ネクロズマ以外の禁伝は確1を取れる(ゼクロム・イベルタルがダイマ切っていても確1)。
白バド最大の強みは、「ほぼ全ての伝説枠に打ち勝つことができる一貫性」にある、ということをお伝えしたい。
一方でほとんどのメジャーな伝説に確1を取られてしまうという点が弱いので、いかにこのポケモンが上を取れる状況を作るか、が重要という本論の前提条件に繋がる。
------以上追記ここまで。
そして、現環境では多くのがスカーフ持ちであることから、①のアプローチでは明確に抜けない仮想的がトップメタに存在することになる。よって、今回は②トリックルームのアプローチから構築を組むことにした。
次に、白バドと組ませる禁伝であるが、今回は、に後出ししてトリックルームを貼ることができる日食ネクロズマに着目した。
持ち前の超耐久で、トリルを枯らされた後に、攻撃を2耐えしながらトリックルームを再展開できるため、ダイマや交代を絡めて、トリルをいなす動きを許さない。
×の組み合わせだと、・・の上からの圧力でトリックルームを展開することができない。
そこで、初手に出して、ほぼ確実にトリックルーム展開を作れる気合の襷シャンデラを採用した。(当初はだったが、トリル始動役自身の火力が高く、自主退場も選べるの方が使いやすかった)
前期、を使用したがこの2体は、積む前に、高火力の水・電・炎・地・霊で制圧される動きに弱いので、トリル下での高火力アタッカーとして、命の珠アシレーヌを採用した。
吹雪を搭載することで、を崩すこともできるため、にも強く出られるようになる。
やや諸説枠だが、前期自分で使っていて強かったレジエレキを採用。・に対して、トリル後の詰め筋になれる。そして、このポケモンの地面枠の選出誘導力は唯一無二なため、構築にいるだけで仕事した。
最後の一枠が決まらず、鉢巻やなどで、迷走していた。
最終日になって、を外した影響で勝率が下がったを見る枠として、ガオガエンを採用した。終盤増えて、出されやすいにも強くなるため、構築の強度を上げてくれた。
コンセプト
個体紹介
白バドレックス@リリバのみ
性格:意地っ張り|特性:じんばいったい
実数値 207-238-171-x-150-56(252-252-0-0-0-0 S個体値:2)
ブリザードランス|10まんばりき|タネばくだん|トリックルーム
調整
HA:ぶっぱ
S:最遅ラグラージの下を取れる
竜王戦環境での相棒枠。
前期S28の最終盤、地面や地水ポケモンが異常増殖したため、ゼルネアスに草結びを搭載した際に、「もしかして、白バドが強い環境になってきたのでは?」と考えたことが、今期の採用につながった。
実際に禁伝2体環境でも制圧力が凄まじく、「こんなに強かったっけ?」と思うほど、一度展開できてしまえば、止まらない強さがある。
来期もメタを貼られないはずなので、ぜひ白バド愛好の同志には握ってほしい。
持ち物は、相変わらずリリバのみを使っていたが、対ザシアンで一手足りずに負ける局面を回避できる一方で、半分以上の対戦を持ち物なしで戦っているようなものなので、諸説かもしれない。
ネクロズマ@ゴツゴツメット
性格:意地っ張り|特性:プリズムアーマー
実数値 204-195-179-x-129-97(252-0-252-0-0-0)
メテオドライブ|サイコファング→じしん|つるぎのまい|トリックルーム
調整
HB:ぶっぱ
A:最低限確保したかったので意地
もう一体の伝説枠。ザシアンを受けてトリックルームを貼るという、白バドの相方として、欲しい要素の塊である反面、「伝説としての強さ」をあまり発揮できなかった。
回復技を切ったおかげで、日食ネクロズマならではの異常な耐久性能を損ねてしまった点、一方で、耐久に努力値を寄せているため、攻撃性能も中途半端になってしまった点が、使っていて気になった。
「日食ネクロズマ」が弱いということではなく、「伝説2体とも強く使う」ことが、このルールを制する上で重要だとすると、もっと強い使い方があったんじゃないか。
構築の完成度が低いと思う点の半分がここにあります。
ただ、日食ネクロズマのトリックルームは読まれないので、想定外の崩しにはなる。
シャンデラ@きあいのタスキ
性格:ひかえめ|特性:すりぬけ
実数値 166-x-114-209-115-101(180-0-52-252-76-4)
調整
C:ぶっぱ
HBD:のろいで自主退場しやすくするため偶数・D>Bでなるべく固く
竜王戦環境で使った個体をそのまま採用した。
素の耐久もそこそこあるので、トリックルームを貼りつつ、殴る動きも、呪いで自主退場する動きもできる。
・あたりには、初手でネクロズマとの対面ができた場合、思い切ってダイマを切ると3タテできる試合もあった。
構築経緯にあるように当初はを採用していたが、に変更した途端に勝率が上がったので、白バドと組ませるなら、やはりシャンデラなのかも。
レジエレキ@じしゃく
性格:陽気|特性:トランジスタ
実数値 175-149-71-x-72-257(156-228-4-0-12-108)
調整
S:準速スカーフエスバ抜き
前期のMVPだったので、特に考えず採用した。
まあ、とくれば、でしょ。みたいなノリで。
正直、電気枠としてサンダーやコケコが入っていた時期もあったが、こいつの地面誘導枠としての唯一無二の性能を切れなかった。
トリルターンが切れた後の詰め筋になったら良いと思ったが、の基本選出に割り込めなかった。
技構成でナニコレ?ってなる「エレキフィールド」の採用だが、ふざけているわけではなく、
やに入っているの対面で、あくびを拒否してがトリルを積む展開を作るために採用した。
にラムの実を持たせる場合
のあくびに後投げ→トリル展開・ラムのみ発動→ブリザードランスで落ちない・再度あくびを入れられる
という形で、一手足りない。
エレキフィールドは、この問題を解消して、の制圧力を上げることができる。
この流れは、加入前に考察したため、当初は襷で動かせていた。
ダイマ切った後の制圧力はやや落ちるが、襷の場合は、初手・対面で、エレキフィールド展開、相手が投げしてきた場合は、無償で引けるし、突っ張られた場合は、EFが乗った電気技で、最低限の負荷をかけられるという、安定行動が成立して、考察の価値があると思う。
アシレーヌ@いのちのたま
性格:控えめ|特性:げきりゅう
実数値 183-x-96-195-137-83(220-0-12-252-4-20)
調整
C ぶっぱ
H 8n-1(天候ダメージ最小)
第二夫人枠。この型が良かったのかは正直諸説だが、最終日は強かった。
命の珠採用が1%程度・吹雪採用はトップ10に存在しないので、基本考慮されない。
ネタ枠のような書き方をしたが、基本選出の3枠は、上からにあんこくきょうだを打たれてるだけで試合が終わるので、対策枠として必要なピースである。
ただ、この型だと受けだしが効かない点が微妙な点である一方、ダイマ時の制圧力が高く、雨下ではすら確定1発で沈めることができる。
構築経緯で触れた通り、トリル下であれば、とをまとめてもっていくことができ(トリルがなくても、1.5体と最低限の仕事はできる)、の受けも成立させない。
にも強い負荷をかけることができる。
と、各禁伝ならびに環境トップの一般枠・環境に増えた水地面に強いので、この子も、もっと上手く使えたら、強かったなぁと思う。
とややアンチシナジーな点が気になる。
ガオガエン@オボンのみ
性格:わんぱく|特性:いかく
実数値 201-135-136-x-130-66(244-0-108-0-156-0)
H:奇数で最高値
B:威嚇込み A特化ザシアンのインファイト確定耐え
(対面でザシアンのインファイトを耐えて、Bの下がったザシアンを返しのフレアドライブで落とすことができる)
D:+1アストラルビット2耐え
最終日の救世主。このポケモンを選出した試合は大体勝った。
炎2枚は正直どうかと思いつつ入れたが、構築として弱かったへの抵抗力が高まりつつ、絡みに負けなくなった。
は前期多くのプレイヤーが開拓し、様々な型が生まれた。
最終日の採用ということもあり、前期と全く同じ型だったが、トリルターンが限られる中で、削れたの両方に対して、フレアドライブで落としに行けたりと、この構築には、この型が噛み合っていた。
積みや展開系の構築にとって、禁伝2体の圧力を掻い繰るのが難しいが、後投げから削りとデバフをばら撒いて、展開するための1ターンを作ってくれるこのポケモンの性能は唯一無二だと思う。
選出
今回の構築の完成度がイマイチと感じている最大は、各伝説軸に対する基本選出を確立できていない点。
の3体が基本選出であるが、トリルターンが切れたら、3体とも上から制圧されてゲームセットということにもなりかねない。
ある程度、各伝説軸ごとに試合展開の想定と、勝ちに直結する動きを仕込んでおきたいが、今回は中途半端にパーツが偏在するだけになってしまった。
重いポケモン
白バドよりも遅く、一撃では落としきれない。
こちらがやりたいトリル展開を許さず、サイクル戦を強制してくる。こいつの為に一時期白バドの草技を切って噛み砕くを入れた。(そしたら、当たらなくなった)
誰もワンパンできない。強い。
みんなワンパンされる。強い。
やたらと仕事された。メテオドライブがあるんですけどねー。
味方にすると頼もしいが、敵に回すと鬱陶しい。
誰も単体で、まるくなるポリゴン2に勝てない。
戦績
メイン TNりた 最終1829 694位(94勝72敗)
サブ TNりったん 最終1754 1567位(97勝85敗)
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。