連撃閃電ゼルネクロ【S28 最終734位(R1847)】
TNりたです!(@lita_shakapoke)
S28お疲れ様でした。
S23以来の3桁入りを達成できましたので、
構築記事を投稿します!
今期は、ゼルネアス×日食ネクロズマが軸の構築で戦いました。
なお、S28は「禁止伝説2体、ダイマックスあり」ルールの2シーズン目でした。
使用構築
トレーナーカード
環境考察
伝説2体環境の2シーズン目ということで、前期に上位を取った構築記事が出回り、環境が固まってきた。
多かった並び
・・・・
前期最終盤に結果を残したは、扱いが難しいのか、最終盤は数を減らした印象だったが、・は最後まで当たり続けた。
逆に前シーズンほど、多様な伝説の組み合わせと当たる機会は減った。
「人気の並び:その他の並び」の比が、前期が「4:6」とすると
今期は「6:4」という印象。
また一般枠として、地面枠が数を増やしており、地面3体が含まれている構築も多かった。
・・ は、どの構築にも含まれていた。
また、丸くなるなど、前期結果を出した人の型のポケモンが増え、相手の型をある程度読めるようになった。
構築経緯
竜王戦環境で使ってみたかったものの機会がなく、BOXで眠っていた
過去作で捕まえた伝説・をとりあえず使ってみることにした。
ザシアン以外に強いとザシアンに明確に強いの組み合わせは、一見補完に優れているように見える。
しかし、両者ともにスカーフや眼鏡に一掃されてしまうなど、攻撃が一貫する技範囲、水・地・霊・炎・電の高火力を上から押し付ける動きに弱い。
また、にが一撃で落とされてしまう都合上、立ち回りをそれなりに考えないと、あっさり負けてしまう難しさがある。
S27からこの組み合わせで潜りはじめ、試行錯誤を続けて、並びを少しずつ決めていった。
・・を上から制圧することができるとともに、多くのポケモンを上から削り、の圏内に入れるレジエレキを採用。
の採用により、上記の3大トップメタ構築は、選出に地面枠を出すことを強制されるため、それらを刈り取る鉢巻水ウーラオスを採用。
ここまで一貫する電気と地面を切りつつ、威嚇を巻きながら積みの起点を作れるHB霊獣ランドロスを採用。当初壁構築を試していた名残で、にも強めな、HB残飯ビルドアップ型だった。
最後に、に対する引き先かつ、・に強いポケモンを補完として探したところ、ガオガエンが該当したので採用し完成した。
ここまでの並びにS27終盤にたどり着いたが、序盤で大きく負け越していたため、順位を上げきれなかった。
しかし、最終盤で3万位→1000位近辺まで追い上げたので、ポテンシャルを感じたのと、勝ちきれなかったのは、構築よりも自分の練度によるものが大きいと感じたため、S28も続投することを決めた。
ここまでの並びでは、水の一貫がありの並びに安定しなかったことが反省だった(は単体でもキツイ)。S28からは、水を無効にしつつ、あくび展開から対面操作ができるトリトドンをの代わりに採用。炎の一貫を切り、ほんのり・に対するクッションを担う。
軸は、一度展開できた後の制圧力は凄まじく、明確に有利な相手はいないが、こちらの取り巻き次第では、大きな不利も取らず、どの構築とも五分で戦うことができる点が、環境と合ってる部分だと思う。
ゼルネクロ。使った感想が
— りた (@lita_shakapoke) 2022年3月2日
「強くない。でも、強くなくもない。」
という感じ。
上位の構築記事が少ないのもなんかわかる気がする。
コンセプト
- 全ての伝説軸と五分以上に渡り合えるように構築を組む
- 相手の地面を排除してレジエレキを通す
- クッションを使ってゼルネアスの起点を作り全抜きをする
個体紹介
ゼルネアス@パワフルハーブ
性格:控えめ|特性:フェアリーオーラ
実数値 205-x-115-198-118-151(28-0-0-228-0-252)
ドレインキッス|かみなり|みがわり→くさむすび|ジオコントロール
調整
H :地球投げで身代わりが割れない
S:ぶっぱ
C:できるだけ高く
カロスから連れてきた子。やっと使ってあげられた。
ジオコントロールを積まないと、とても弱い。ムーンフォース非採用だと、C198もあるのに火力が足りないと感じる。
ジオコントロールを積んで、相手の特殊アタッカーの攻撃を耐え、そこからドレインキッスで消費したHPを回収しながら全抜きを図るのが役割なのに、ジオコン積んだ後の急所被弾率が4割を超えた。
電気技は、ネクロが、・に弱い関係上必須と感じたのと、ジオコン後・に対する最大火力を出すためにかみなりを採用した。性格をひかえめにしたのも、ダイサンダーの火力を底上げするため。
電磁波・あくび環境なので、身代わりが必須と感じていたが、身代わりを貼りたい相手の多くが草弱点で、かつ増えすぎたに対して、想定外の崩しを行いたかったため、くさむすびを採用。
ネクロに対して後投げされる・を倒して、レジエレキの一貫を作ったり、ダイアースで特防を上げてTODを仕掛けてくる・を分からせたりと生きた試合もそれなりにあり、全く警戒されない崩しの一手として採用する充分な価値を感じた。
ネクロズマ@ゴツゴツメット
性格:わんぱく|特性:プリズムアーマー
実数値 191-177-195-x-129-112(148-0-244-0-0-116)
調整
H:16n-1
S:+1で100族抜き
B:できるだけ高く(地味に特化ザシアンのインファイト乱数2発)
もう一体の伝説枠。りゅうのまいを2回積めたら全抜きが可能となるが、そんな機会はほぼない。相手が使うと突破不可能なのに、自分が使うとあっさり押し切られるの、何かおかしいと思う。
をひたすら受けて、ゴツメで削り殺すのが使命。ネクロズマミラーで、龍の舞を積み合うのが不毛だった。
じしんの枠は、何が最適だったのか最後まで分からなかったが、ミラー時の打点と、ダイアースのD上昇効果(ザシアンの打点としては微妙)を評価した。
前期に命の珠をもたせたアタッカー型を試したが、伝説にふさわしい抜き性能を持つ一方で、構築にザシアンから引ける駒が無くなったため、この型に戻したという経緯がある。
レジエレキ@いのちのたま
性格:無邪気|特性:トランジスタ
実数値 175-149-71-120-64-257(156-228-4-0-12-108)
調整
S:準速スカーフエスバ抜き
数多のを葬り去った神。
もはや、こいつが伝説だった。
基本、物理先制技しか打たれないので、D下降補正の両刀型で採用。
ボルトチェンジでクッション枠に引いて、2サイクル目以降の遂行速度を早める。
ダメおしは、だけでなく、に対する打点。
特にカイオーガ軸に入ってるで止めにきたプレイヤーを分からせる。
また、ダイアーク→特殊ダイサンダーという形でを崩す動きも可能。
身代わりはダイマ枯らしで使えたり、の不意打ちを透かして降参をもらうなど有効だった。
また、構築経緯に記載した通り、選出誘導力が高く、試合展開を読みやすくしてくれた本構築のMVP。
水ウーラオス@こだわりハチマキ
性格:陽気|特性:ふかしのこぶし
実数値 175-182-121-x-80-163(0-252-0-4-0-252)
すいりゅうれんだ|インファイト|れいとうパンチ|ちょうはつ
調整
最速AS
が呼んだ地面を高火力で制圧する武神。
初手で有利対面を取った場合、安易な受け出しを許さず、そのまま数的有利を取ってくれる。選出画面では、悪に見えることもあって、考慮されない崩し枠になる場合も。
(ガオガエンの意図をよく考えると見破れる)
鉢巻でも、HBオボン持ちカバルドンを確1で落とせないため、スカーフで使った時期もあったが、対・性能は鉢巻が一番高いように思う。
れいとうパンチは、が対面しても引かないことが多かったので、ピンポイント採用。終盤はジガルデ入りに当たらなかったので、諸説枠。(燕返しあたりで良いかも)
挑発も、ダイウォール媒体かつ、相手の電磁波展開などを阻害するために入れたが、鉢巻との相性がさほど良いとは言えなかった。
水ウーラオスを陽気で使用するのは良いと思うが、襷も余っているので、もっと考える余地はあると思う。上手い人ならたぶんもっと強く使える。
トリトドン@たべのこし
性格:生意気|特性:呼び水
実数値 209-103-116-112-127-44(180-0-220-0-108-0)
ねっとう|だいちのちから|あくび|じこさいせい
調整
なんだっけ…??
A特化ザシアンのじゃれつく耐えとカイオーガの冷凍ビームをいい感じに耐えるようにしたかったような…それにしてはB高すぎ?
あと地味にC特化黒バドのアストラルビット2耐え
に圧力をかけるのとのダイストリームを打たせないのが仕事。
あと・・入りにたまにクッションとして選出。
だいちのちからの枠は、地震にしてる人のほうが多いと思うが、瞑想カイオーガはゼルネアス、レジエレキ、水ウーラオスで勝てるし、数も多くないのでこれで良いはず。
(終盤負けた試合もあったけど。。。)
ガオガエン@オボンのみ
性格:わんぱく|特性:いかく
実数値 201-135-136-x-130-66(244-0-108-0-156-0)
H:奇数で最高値
B:威嚇込み A特化ザシアンのインファイト確定耐え
(対面でザシアンのインファイトを耐えて、Bの下がったザシアンを返しのフレアドライブで落とすことができる)
D:+1アストラルビット2耐え
すごいクッション。の+1アストラルビットを2耐えしてくれる。
鬼火で物理を機能停止にして、ネクロとゼルネの積みの起点を作ってくれるなど、ゼルネクロ構築には入れ得ポケモン。
S27時点では、注目度が薄かったが、S28は有名実況者が取り上げたこともあり、数を増やしていた。
の物理・特殊両対応が難しいという話もあるが、ガオガエンがいれば、捨て台詞から、ゼルネアスを着地させて、鋼技を耐えて確実にジオコンを積むという展開を作れる。(なお、私のゼルネアスは急所被弾して吹き飛んだ)
黒バドレックス以外に出しても腐りにくい、影の立役者。
選出
軸
or
相手の地面枠が、地面単タイプなら
地水だったらを選出する。
レジエレキの一貫を作って、ダイマックスで制圧する。
立ち回りについては当記事の最後に記載しているおまけも参照いただきたい。
軸
ororor
相手の取り巻きによって選出が結構変わる。
カイオーガが選出されない場合もある。
カバ・ランド入りには水ラオス、ゲロゲ入りにはゼルネから入る。
レジエレキを通しづらそうであれば、
トリトドンをクッションにしつつどちらかの伝説を通すようにする。
軸
oror
ガオガエンの選出を100%読まれるので、
相手のガオガエン対策を打ち消す駒を考えて選出する。
軸
oror
ゼルネアスがジオコンを積んで、後発ダイマックスを切れれば勝てるので、
その展開を目指す。
ハピヌオー絡みは、崩しきれない場合がほとんどなので、はじめからTODを目指す。
具体的には、釣り交換でハピナスにウーラオスを対面させ、裏のムゲンダイナを削り、即座にネクロズマを後投げする。ダイナが回復せずに引いた時点から、ネクロ→ゼルネの順で、積み合いを行いTODに移行する。
軸
or
相手よりも後発でダイマを切るようにする。
大体はネクロズマミラーで、積み合戦となる。
戦績
メイン TNりた 最終1847 734位(74勝48敗)
サブ TNりったん 最終宇宙 2070位(139勝121敗)
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おまけ
なんでイベルザシアンの初手ザシアン
— りた (@lita_shakapoke) 2022年3月27日
ゼルネと対面したらイベルに引いてくるの?
釣らないと死ぬの?
ザシアンゼルネ対面、全プレイヤーがきょじゅうざん打つようなるまで、ジオコンで突っ張るマンになるわ
— りた (@lita_shakapoke) 2022年3月27日
このツイートの前後くらいまで、
ザシアン・ゼルネアス対面は、丁寧にネクロズマに引くプレイングをしていたが、誰もきょじゅうざんを打ってこなくなったため、一方的にアドを稼がれるのに嫌気が差してきた。
特にインファイトを相手が打ってきた場合、こちらがジオコンを積めば、その時点で試合が終わる。
なお、体感800位-5000位帯は、8割以上通せる。
(低位帯では、目の前の相手に通る技を打ってくるし、上位帯も、一発でアドを稼ぐようなプレイングは無闇にしてこないため、通らない。)
「通らなかったら負けてもいいや」の精神で挑めるゆとりがあるのであれば、特にイベルザシアン相手の場合、強気に突っ張って良いと思う。
(ちなみに、水ウーラオス・ザシアン対面も、あまりじゃれつく押されなかったりする。)
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。